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ゴゴゴゴ・・・

その時、激しい揺れが私たちを襲いました。

2011年3月11日、その日会議室で
次回のシステムリリースに向けた打ち合わせを
開発パートナー企業と打ち合わせしていました。

ゴゴゴゴ・・・

しばらくして揺れが収まると、
部下を連れて自社内にあるサーバールームに
走っていきました。
するとそこには、先に来ていた
別の保守チームのメンバーが呆然と立っていました。

散乱するディスプレイ、コード類・・
UPSからは異常を告げる音が
ピーピー鳴っています。

救いだったのは、
企業の命といえる基幹系システムは
自動シャットダウンしていたことでした。

とりあえずは大きな破損はない。。
関東地方にある当時の勤め先は
自社内にサーバーをたててシステムを
運用しておりましたが、奇跡的に大惨事は免れました。

システム監査1

明くる日、
連絡の取れる取引先と情報交換をしました。
取引先の悲惨な状況を聞くにつれ
いたたまれない気持ちになりましたが、
やはり企業活動と情報システムというのは
切っても切れない関係になっているなぁと
思い知らされることがたくさんありました。

システムが生きている会社は
すぐに息を吹き返しましたが、
システムが動かない会社は、なかなか
取引が再開できませんでした。

自然災害は仕方ない。
しかし、災害が起きても事業はすぐに
継続できなければならない・・
企業として利益や売上を上げる以前の
大きな課題だ・・

いくら効率的で素晴らしいシステムを
設計しても、サーバーそのものが
破損してしまったら元も子もないということを
思い知らされた経験でした。

そうした観点から災害に強いハード構成などを
考えていくうちに
いかにして安全性と信頼性と高めるかという
視点でシステムを評価するようになりました。

これはシステム設計よりも大変遣り甲斐のある
仕事だ。

「システム監査は情報システムの信頼性、安全性、
効率性の向上を図ることを目的に実施する」
(システム監査基準)

私がシステム監査という仕事に興味をもったのは
こうした成りゆきがありました。